Translator's BLOG

読みにくいタイトル!

前回のブログで紹介した「ADAPTION FOR HAPPINESS = アダプション・フォー・ハピネス」のクラファンの話をした時のこと。

クラファンを始めた友人のことを「すごい人だね」と言われて、思わず「普通の人だよ。やってることがすごいだけ!」と返していました。

否定されたわけでもないのに、ちょっとむきになってた自分に気づき、「はて?」(虎ちゃん風)と考えたところ、線引きをされた気がしたんだと気づいたのです。


「すごい人」=「自分とは違う世界の人」みたいな。


確かに、クラファンをすること自体がすごいし、この企画を立てるのも、実現するのも本当にすごいし、私もこれを始めた友人を尊敬しています。

でも、たまにご飯を食べたり飲んだりする友人なので、すごい人じゃないことも知ってる(笑)

養子の手続きで苦労している姿も、仕事で悩んでいた姿も、見てきました。

普通…という言葉はあまり好きではないけれど、「特別じゃない」という意味では「普通の人」です。普通の人がやるから、すごいことなんだと思うし、だからこそ尊敬するし、応援したくなる。

「すごい人」で終わらせてしまうと、その人の頑張りに想いを馳せられない気がします。


そんなことを考えたのは、たぶん字幕を担当した映画『ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命』が頭にあったから。(はい、宣伝タイム!)

第二次世界大戦直前に、プラハにいたユダヤ系の子供たちをイギリスへ列車で移送したニコラス・ウィントンの実話です。

そう聞くと、偉人伝のようですが、実際には「普通の人」であるニコラスが強い信念と柔軟なアイデアで周りを巻き込み、偉業を成し遂げた話です。

年老いたニコラスをアンソニー・ホプキンスが演じることで、ユーモラスな人柄と偉業の陰にある葛藤が伝わり、物語を一層リアルにしています。

この映画の中で私が好きな言葉がこちら。

an army of ordinary

直訳すると「普通の人の集団」ですが、字幕は「普通の人の団結」としました。

ニコラスの決意と想いが込められたセリフなので、それが伝わったらうれしい。


というわけで、『ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命』は6月21日より公開!

すごいことをしている人のすごくないところに目を向けると、物事の見方が変わると気づいた今日この頃です。

紫陽花の季節になりました。近所の沿線や散歩道の紫陽花を見るのが楽しみな毎日です。

ブログを書いていると意外な人から意外な反応があったりして、そういうところも発信する楽しみでもあります。

先日のブログ「やめても、やめなくても」を読んでメッセージを送ってくれた友人が、数年前からフリーランスになっていて、その流れで「仕事がどうなるか分からないけれど、種まき大事だよね」という話になりました。

そう、種まき大事。

芽が出るかどうか分からないけれど、とりあえずまいてみる。腐った種をまけとは言わないけれど、あれこれ考えすぎずにまく。思ったとおり芽を出すこともあるし、意外なところから意外な芽を出すこともある。(ブログと同じ!)

映像翻訳の仕事で言えば、トライアルを片っ端から受けるとか、制作会社や翻訳会社に経歴書を送るとか、問い合わせてみるとか、そういうのも種まき。ご挨拶に行くのもそう。

知り合いに「映像翻訳の仕事をしてます、探してます」と伝えたり、SNSで発信するのも種まきです。

仕事には直接関係がなくても興味のあることを学んでみたり深堀してみたり、オフ会やセミナーや勉強会に顔を出すのも種まき。


すぐに芽を出す種もあるけれど、たいてい時間がかかります。忘れた頃に出てきたり、「え?こんな芽なの?」ということもあったり。まったく芽を出さないこともある。

そういうのも全部ひっくるめて楽しめると、フリーランスという生き方がすごく面白くなる気がします。

計画どおりに種をまいて、きっちり回収したい人には向かないかも(笑)


そんなわけで、友人が「養子を迎えたらおめでとうと言ってもらえる社会」「翻訳者が自分で仕事を生み出し、適正な価格を得られる社会」を目指し、種をまきました。

ただいま、クラウドファンディングに挑戦中。どんな芽が出るか少しでも興味を引かれたら、応援してもらえると嬉しいです。

「特別養子縁組」が「特別」でなくなる社会を作りたい!


私も種まき↓

字幕担当作が近日公開! アンソニー・ホプキンス主演の実話と、ユアン・マクレガー父娘の共演。どちらも心からお薦めです!

『ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命』(6月21日~全国順次公開)

『ブリーディング・ラブ はじまりの旅』(7月5日~全国順次公開)

同業者が70人以上も集まったオフ会の話のあとではありますが。

この仕事を20年も続けていると、やめていく仲間も数多く見ています。やめると宣言する人、フェードアウトしていく人、仕事の内容が合わない、仕事のスタイルが合わない、家庭の事情などで続けるのが難しい…。やめ方も理由もさまざま。


仕事を始めた頃は、翻訳のスピードと質が追いつかなかったり、安い仕事ばかりだったり、理不尽な思いをすることもあったり。理想と現実の差に失望することも。早々に見切りをつける人が多いですが、キャリアを積んでからも、第一線で活躍する人でも、やめる人はいます。


私も第2子を産んだ時に「このままフェードアウトしてもいいかな」と思ったし、映像翻訳の仕事が半年くらい空いて、他の仕事を探してみた時期もありました。探してみたら、できることも他にやりたいこともなくて、やっぱり字幕の仕事がいいと気付いたという・・・。

やめないのは、やめる理由がないから、他にできることがないから。

この仕事が大好きで向いていると思うし、ずっと続けたいけれど、何が何でも絶対に・・・という強い気持ちはなくなりました。

だいぶ前までは「しがみついてでも続ける!」と意気込んでいましたが、同業の友人に「そんなに気負わなくても、仕事があるうちは続けようかなくらいでいいんじゃない」と言われたのが、すごく響いたんです。その考え方を取り入れるようになったら、ずいぶん気がラクになりました。

執着してしまうと視野が狭くなってしまうけれど、いつでも手放す覚悟でいると、広く見渡せて自分の立ち位置を客観的に見られる気がします。


何を言いたいかと言うと、映像翻訳の仕事をやめるのも、そのくらいの気軽さでいいと思うんです。やめる時は挫折のように感じる人もいるかもしれないけれど、1つのことをやめることは他の道に進むスタートでもある。もっと合う仕事に出会えるきっかけにもなります。長い目で見たら、話のネタが1つ増えたくらいのことかもしれない。それに、やっぱりやりたいと思ったら、しれっと戻ってくればいい。

映像翻訳はすばらしい仕事だけれど、自分が自信を持てる仕事が何よりもすばらしい。

ふと、そんなことを伝えたくなったのでした。


写真は早めのバースデー祝いにいただいたお花。いつもありがとう♡

今回の話題はこれしかないでしょ!

というわけで、5月11日(土)に「Wakka1周年パーティー」と銘打って初のWakka会員限定リアルオフ会が開催されました。

会員約250人のうち運営も含めて72人が参加。しかも今回は見事に女性ばかり!映像翻訳者は女性が多いのは知っていたけれど、まさか女子会になるとは。壮観でした(笑)


会の流れが決まったのが直前だったので(すみません!)、かなりバタバタでしたが、運営チームとお手伝いチームの連携のおかげで何とか間に合いました。ありがたや♡

あゆさん(今回は残念ながら欠席)が用意してくれた運営バッジと、すーさんお手製の腕章をつけて準備万端!


オフ会は初めてという方や、1人で参加する方が多そうだったので、最初だけいくつかのテーブルに札を置きました。どこに座ればいいか分からないという人の目安にするためと、話のきっかけ作りのためです。

みんなで考えて「吹き替え」「字幕」「学習中~歴浅」「マイナー言語LOVE」を用意。他にもいろいろ案はあったのだけど、あまり多くても…ということで絞り込みました。札が見えにくかったという反省点はありますが、これ、なかなかよかったようです。


会員同士の交流がメインなので、アトラクションなどは用意しなかったのですが、宣伝タイム質問タイムを設けました。

宣伝タイムでは有志が著書やプロジェクトや講座を宣伝。こんなことやってるんだ~!と、刺激になった方も多いはず。(私も!)

質問タイムではお金の話が盛り上がりました(笑)

第一線で活躍する翻訳者の方々から祝辞やエールをいただけたのも、うれしかった!

(お忙しい中、ありがとうございます♡)

お誕生日の会員2人(我らがちーさんと、三国志大好きTさん)のお祝いもしました。Tさんの「推しの諸葛孔明さんの享年と同じになり感無量」に爆笑。諸葛孔明に「さん」をつける人、初めて見た!映像翻訳者らしい偏愛に親近感。ちーさんのフランス愛も相当ですが♡


今回、運営あやさんと一緒に司会進行をしたのですが、あやさんの機転の利き方が神でした。料理のタイミングを確認したり、ドリンクの位置を相談したり。さすが映画の買い付けから配給までやってるだけある!(あやさんの仕事の話はこちら。現在『リトル・エッラ』が公開中。これ、ほっこりしてお薦めです♡)


私はと言えば、皆さんがワイワイと交流してるのを見ていたら、それだけで満足してしまいました。1人でいる人がいたら声をかけよう!と意気込んでいたのに、出番もなく(笑)

去年の納涼会では張り切りすぎて鼻血が出たのに、今回はラクしちゃいました。

名刺もいただいたのは20枚ほど。もう少し積極的に話しかければよかったと、ちょっと反省。だけど、皆さんの楽しそうな顔を見ていたら、それだけで幸せで。とってもうれしかったのです。


パーティーの間は、多くの方が「Wakkaを作ってくれてありがとう」とわざわざ伝えてに来てくれて感激しました。

まだまだ試行錯誤中で発展途上のWakkaを見守って応援してくれて、こちらこそ感謝でいっぱいです。心から、ありがとうございます♡


さすがにその日の夜は10時にバタンキュー。ところがオフ会パワーで覚醒したのか、月曜日の運営のSlackは史上最高に活発!新しい企画も次々と出ました。オフ会パワー、恐るべし!何よりも会員のお顔を見て話せて楽しかった!

周年パーティーは毎年の恒例にしたい♪東京以外でも海外でも、オフ会したい♪♪


ご参加いただいた皆さま、ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました!


今回話せなかった方、参加できなかった方、ぜひぜひ次のお楽しみにしましょう。それまで掲示板やコメントで交流できたら励みになります。

次回は男性の参加もお待ちしています!


浅く広いつながりも深いつながりも、大切。

これからも、映像翻訳者の会Wakkaをどうぞよろしくお願いいたします。

世間ではGWですが、満喫していますか?

フリーランス翻訳者にとってはクライアントさんからの連絡が減るくらい。

むしろ、子供が小さい頃は「GW=仕事が進まない」魔の期間。

今でこそGWを静観できるようになりましたが、少し前までは「早く終われ」と呪いをかけていたものです。(GWを楽しみにしている皆さま、ごめんなさい。)

今年はさっさと長期バカンスを楽しんだので、息抜きしつつ穏やかな気持ちで仕事にいそしんでおります。


さて、その長期バカンスで学んだことの1つ。

それは私にとって自由とは「行動」を意味するということ。

つまり「自由に動けること=自由」です。


自分らしく生きるために自由は不可欠ですが、どんな自由に幸せを感じるかは人によって違う。

「自由=お金を自由に使えること」な人がいれば、「自由=好きな仕事をすること」や「好きな格好をすること」「好きな人といること」「自由に表現すること」な人もいる。

その人の状況や環境によって、変わってくると気づきました。


3週間、ドイツとフランスを動き回っている間、私はものすごく自由を感じました。たとえ貧乏旅行でも1人でも、行きたい場所へ行けることが何よりの幸せ。

これはたぶん、長い子育て期間に「動けない」窮屈さを募らせていたから。仕事も来たら「受けなきゃ!」と必死だったので、休みを取るのが怖かった…。

今思うと、あの頃ももっと自由に動いてよかったのに、自分で枠を作っていた気がします。


そういう時期があったからこそ、今の私には自由に動けることが何よりも幸せ。

3週間思う存分動き回ってみたら、私の「動けない」期間のよどんだ気持ちは吹っ飛びました!

一気に気持ちが軽くなったので、より気軽に身軽に動けます♪

行きたいと思ったら行くことが大事。遠くが無理なら近くへ。

小さな動きと大きな動きを組み合わせて自由でいること。

これが私がHappyでいるために大切なことです。

あなたにとって大切な自由は何ですか?


写真はパリ最終日に見た景色。今度はいつ行こうかな♪

ようやく観ました、『オッペンハイマー

クリストファー・ノーラン監督の作品は大好きだけれど、さすがに今回は題材と長さからちょっと躊躇…。ノーラン好きな次男が「行く!」と言うので、デートを目当てに行ってきました。


ノーラン監督お得意の時系列が入り乱れる構成、それが今回は2人の視点から描かれるため複雑なこと、当時のアメリカの政治についてある程度の知識が必要と聞いていたので、しっかり予習をして臨みました。(って、直前にいくつかネタバレなしの予習をネットで検索して読んだだけですが。)

おかげで、『テネット』ほど置いてきぼりにならず、あっという間の3時間でした!


原爆を作った歴史的人物の逸話というよりも、オッペンハイマーという天才物理学者の頭の中(ひらめき、興奮、悩み、葛藤…)を体感するような物語。そのすさまじさに飲み込まれ、圧倒されました。

天才科学者というものは、どんな恐ろしい結果を招くか予測できていても、自身の理論が正しいことを証明したいという衝動を抑えられないものなのか…。

さらに、それを利用するために大義名分をつける政治屋(あえての屋)たち。

日本人としてはモヤるところも多い作品ですが、原爆を落とした側の視点や、戦時中の日本とアメリカの差を知ることは、愚かな失敗を繰り返さないためにも大切だと感じました。

戦争がいかに人を愚かにするかを痛感します。あるいは愚かだから戦争をするのか…。


映画については観ていただくとして、やっぱり字幕翻訳者としては字幕の話は外せません。

いやもう、字幕の素晴らしさにも圧倒されました!

翻訳者は私が愛してやまない石田泰子さん。もうね、とにかくすごいです。

字幕大賞をあげたいくらい感動しました。(私があげても何の効力もないですけども!)


何しろ3時間しゃべりっぱなし。

おそらく字幕は3000枚近く!

90分程度の長尺で1100~1300枚(1500枚あると多すぎ、1000枚以下ならラッキー!)なので、尺が倍と考えても吐きそうな量です。

これだけの字幕を訳すには相当の集中力を持続させなければならず、考えただけでもノイローゼになりそう。

しかも物理学と政治の話が入り乱れ、史実で群像劇。人物の相関関係を整理するだけでも大変です。

これを映画としての流れを途切れさせることなく、字数制限の中で必要な情報を選んで字幕にするというのは、職人技以外の何ものでもありません。


絶対にブログに書くぞと意気込んで行った私がメモできた字幕は最初のほうの数枚だけ。

原音の英語が難しすぎて、早々にギブアップして映画に集中しました(笑)

というわけで、私が書き取れた中でシビれたのはストロースのセリフ。


How could this man who saw so much be so blind?

慧眼にして盲目とはな    *慧眼に「けいがん」のルビ


かっこいい!!!

「慧眼」とは「物事の本質を鋭く見抜く洞察力」(日本国語大辞典)。

直訳すれば「これだけ洞察力のある男(オッペンハイマー)が、なぜこうも盲目になれる?」。それを「慧眼」と「盲目」という対照的な言葉を対にすることで、字面(じづら)が引き締まります。

また、説明的なセリフが多い本作だからこそ、こういうひと目で頭に入る字幕を入れることでメリハリがつく。ストロースの冷たい表情にも合って、胸に突き刺さりました。

他にも日本人になじみのない組織や人物が頭に入りやすいよう、あちこちに訳の工夫が見られました。こういうのって、たぶん同業者じゃないと気づかない。なので、僭越ながら声を大にして称賛させていただきます!


正直なところ、これだけ素晴らしい字幕を見てしまうと、同じ字幕翻訳者を名乗るのがおこがましく感じてしまう。

だけど、こうして「もっと頑張ろう!」と思わせてくれる存在がいるのは本当にありがたい。

2時間の作品を訳すのに萎えてる場合じゃないと、奮い立たせてくれました。

急に暖かくなり、せっせと冬物を洗っています。

いつもは朝ラン派の私ですが、あまりに天気がいいので納品後に夕方ランをしてきました。

旅行後、だいぶサボっていたので体が重かったけれど、明るいうちにお風呂に入ってスッキリ! クセになりそうです。


さて、今回はフリーランスで受け身は損だよ!という話。

映像翻訳者の会 Wakkaを運営して1年、活用している人としていない人の差を感じています。活用している人は、公開プロフを出したり、作品を宣伝したり、掲示板でオフ会を呼びかけたり、それに応えたり、コメントしたり、SNSなどで感想をくれたり、リアクションしたり、出会いのきっかけにしたり。ほかの人の公開プロフを見て、アピールの仕方を学んだり、コンテンツを参考にするのも活用。そんな時には「これが役に立った」と何らかの形で教えてくれると、うれしいです!

それに、目に見える形でアクションを起こすと、意外なご縁につながったりします。

フリーランスは何がきっかけで仕事につながるか分からないもの。小さなアクションでも起こす人と起こさない人では、巡ってくるチャンスが変わってくる。すぐに形にならなくても、長い目でアクションを起こし続けることが、すごく大事!


私はこうしてHPを作ってブログを書いていることからも分かるように、発信するのが好きだし、アピール力が強め。人と話すのも大好きで、面白そうと思ったら積極的に働きかけます。(自分でもようやるな~と思いますがw)

それでも、最初にHPを公開する時はものすごく緊張したし、勇気が要りました。ブログも毎回ドキドキしながら投稿しています。

だけど、こうしてHPを公開してブログを投稿することで、想像を超えた出会いや仕事に巡り合えているので、やめられません!

何よりも、自分を知ってもらうのって、フリーランスにとってはメリットが大きい。


人付き合いや仕事へのスタンスは人それぞれなので、自分が心地よく続けられるペースが一番。ただ、フリーランスで働くと決めたのなら、「受け身は損だよ!」と、声を大にして言いたい。

アクションを起こした人にしか訪れないチャンス。それを意識すると、Wakkaの使い方も変わってくるかも?


写真は空港に向かう前のフランクルトのカフェ。”Merci!”と言って笑われたのも、すでに懐かしい♡

春ですね♪ 桜が咲くだけで、こんなに心が浮き立つのが不思議です。

インスタをフォローしていただいてる方はご存じですが、3月に3週間のドイツ&フランス旅行をしてきました。

(インスタの旅行記はまだ続いてます!)

いや~楽しかった!満喫しました!最後におなかを壊すというオマケつきでしたが、悔いはありません。

この旅で気付いたことがいろいろとあるので、少しずつブログでシェアしますね。


今回の旅の目的の1つは「自分と向き合うこと」

20年ちょっと字幕翻訳を続けてきて、去年は「映像翻訳者の会 Wakka」を立ち上げて、働き方が少しずつ変わってきました。息子たちも手が離れつつあり(離れるはずの人が離れていない問題はさておき)、人生そのものが大きく動く時期だと感じ、今後の方向性を考えるためにも、いろんなことから離れて自分と向き合いたかったのです。


旅行中の3週間はパソコンこそ持参しましたが、仕事はゼロ。旅行期間とかぶりそうな依頼は辞退させていただきました。こんなに長い旅行中に仕事を一切しないのは初めて!(仕事がなくて3週間空く、ということは何度もあります。)

ちゃんと復帰できるか最初は不安でしたが、戻ってみたら頭と体が覚えていました。20年かけて染みついたものは、そんなに簡単に消えなかった(笑


それどころか、しっかり休んだおかげで仕事したい欲がわき上がり、今は鼻血が出そうな勢いで翻訳しています。やっぱり翻訳は楽しい!字幕翻訳は私の天職!好きな仕事ができて幸せ!そんな気持ちでいっぱいです。


休んだら仕事が来なくなるかも?という不安はフリーランスにつきものですが、たまにはちゃんと休むのも大事。そんな当たり前のことを体感したので、声を大にしてお薦めします♡

やりたい仕事を長く続けるためにも、休める時には、しっかりちゃっかりきちんと休みましょう♪


休める環境を作ってくれた関係者の皆さま、Wakka運営チーム、お手伝いチームの皆さまに心より感謝を申し上げます。ありがとうございました♡

5月に会員限定で「Wakka1周年記念パーティー」を開催します!詳細はWakkaのサイトをご覧ください。リアルにお会いできるのを楽しみにしています♪

1月も終わりに近づいてしまいました。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。


昨年から年賀状をやめたこともあり、今年はクライアント挨拶をせっせと行っています。

これについては、また改めて書くとして(大事なネタ)。


いろんな方々と会って話をすると、自分の立ち位置というのが客観的に見えてくるのが面白い。意外だったり、やっぱり?だったり。ブログを読んでくれている方や、Wakkaの活動を追ってくれている方も多くて、嬉しいやら恥ずかしいやら。

そんな中でつくづく感じたのが、私は字幕翻訳者であるということ。


何を今さら、なのですが、字幕翻訳者として認められているから、他のこともできるのです。

私はあれもこれもやりたいし、勢いでやってしまうところがあり、だからこそ実名顔出しでHPを作ってブログを書いたり、Wakkaのような会を立ち上げることもできました。

これを好意的に受け止めてくれる方が多いのは、私が字幕翻訳を20年以上続けてきて、ある程度の評価を受けているから。

字幕翻訳が私の軸なのです。

この軸がブレてしまうと、何をやってるのかよく分からない人になってしまう。

やりたいことでいっぱいな今だからこそ、軸をしっかりキープしなければとつくづく思いました。


今年は地に足をつけて、字幕翻訳の軸を太い幹にする。そのうえで枝を縦横無尽に伸ばす。

これが私の2024年のテーマです。

そして2024年に実現したい枝は、Wakkaラジオを始めること!

私はラジオっ子で動画より音声派なので、気軽に聴けるポッドキャストができたらいいなぁ。

音楽に詳しい会員もいるし、顔出しNGでも声だけならゲストで話してくれそうな方々もいるし、また新しいつながりができるはず♡

というわけで、音声配信に詳しい方がいたら、ぜひぜひ教えてください!


★字幕担当作『ビヨンド・ユートピア 脱北』が絶賛上映中!

アカデミー賞にノミネートされますように!!!

今年も終わりますね。

30日が最終納品だったのでギリギリまで仕事でしたが、年賀状をやめて大みそかの夕方からおせちを食べる方式(北海道式!)にしたので、かなりラク。ここ数年は次男が大掃除の戦力になってくれるので(おこづかいに釣られてる、とも言う)、私はデスク周りと目についたところを掃除して終わり。滑り込みで月一ブログを書いてます。

手帳を見返しながら、月ごとに思い出深いことを振り返ってみると…。


1月 同業仲間とクライアントにご挨拶回り。

         映像翻訳者の会 Wakkaのサイトについてご意見を伺う。

  (実感がわいて、ちょっと怖くなってくる)

   大学の同期と京都旅行


2月 次男とタイ旅行。バンコク&チェンマイへ。久しぶりの海外に(私が)大はしゃぎ!

   Wakka準備。サイトの中身や法関係のことを詰める。ようさん、ご協力ありがとう!


3月 Wakkaのサイトがプレオープン!

   カウントダウンで盛り上げながらも運営一同ドキドキ♡

   3月はほぼ記憶がないほど忙しかった!


4月 Wakkaのサイトが本格オープン! 会員募集開始!

   映像翻訳以外でも翻訳にかかわる方々がいろんな形で応援してくれて、感激。

   オープンしてよかった…(泣)

   沖縄ひとり旅


5月 誕生月…ということで、お楽しみが多かった月。

   逗子花火大会。海岸で見た花火は最高でした!


6月 某大学で越前敏弥さんのゼミで映像翻訳の話をする。

   (今年が3年目。来年も呼んでもらえますように!)

   ようさんと歌ちゃんも特別参加で質問に答えてくれたのが、とてもよかった。

   学生さん、ラッキー!

   北海道旅行


7月 父の傘寿祝い。久しぶりに家族大集合!

   フェローのオンライン字幕講座中級が始まる。

  (慣れない作業にオタオタ。事務局の方々に助けられています!)

   憧れの新潟カーブドッチへ。


8月 JIF(日本通訳フォーラム)2023にWakka運営チームでオンラインセッション。

   JACI(日本会議通訳者協会)と合同でWakka初のリアルイベント、納涼会

   Wakka会員がたくさん参加してくれて、本当にうれしかった!

   ( 張り切りすぎて鼻血が出ました。)

   長野でマグナロンガ参加。


9月 長年やってるドラマの新シーズンがスタート!

   8月の反動か? 飲み会の多い月でした。


10月 マラソン大会に初参加。大井川マラソンで10キロ完走!

   JTF(日本翻訳連盟)翻訳祭でエンタメ翻訳座談会に登壇。

         その後の登壇者ランチで盛り上がる(次は飲みながらオフレコ話をしたい!)


11月 仕事に追われながらも、楽しい予定は死守。

           鬼怒川旅行


12月 Wakkaオンライン会議、リアル会議、打ち上げ。運営チームに新メンバー参加!

   湘南国際マラソンで10キロ完走。(ウェアのままウロウロして風邪をひく。)

   JACI忘年会

   大阪&京都弾丸旅行


というわけで、よく働き、よく遊んだ年でした! 映像翻訳以外の仕事が増えたのも、今年の特徴かも。

そして、今まで以上に多くの方々に助けられ、それを実感した年でした。こうしてブログやインスタやX(だいぶ遠ざかってますが)を読んでもらえるだけでも、幸せだなとしみじみ感じます。ありがとうございます。


何と言っても、映像翻訳者の会 Wakkaの立ち上げが、今年一番の出来事。勢いに任せてオープンしましたが、その後も運営メンバーで日々連絡を取り合って試行錯誤してきました。

チームでここまで本格的に動くのは私にとって初めての経験で、最初は戸惑うことも多かった! だけど、お互いにできること、できないこと、得意、不得意を伝え合うことで、だいぶスムーズに進めるようになったと思います。このメンバーだからここまで来られたし、チームで動く面白さを知りました。あゆさん、ちーさん、すーさん、ありがとう! 大好き!

Wakkaを応援してくれる皆さまに心から感謝♡

2年目は会員同士が交流をしやすい仕組みを考えています。会員の皆さまに、Wakkaがもっとよくなるように協力してもらえたらうれしいです!


2023年にご縁のあった皆さまも、ご縁のなかった皆さまも、どうぞよい年をお迎えください。

2024年が皆さまにとって昇竜にふさわしい年になりますように。

とうとう今週は12月。慌ててブログを書いています。

今年は映像翻訳者の会 Wakkaを立ち上げたこともあり、初めましての方と話す機会が多くありました。

そこで、たまに耳にしたのが「岩辺さんにも、そんな時期があったんですね」「いずさんでも緊張するんですね」というような言葉。

そのたびに「そりゃそうでしょ!」とウケていたのですが、どうやら私は「順調にキャリアを積んできて、あまり動じない人」と見られているのだと気づきました。

確かに昔から慌てる時も静かというか、焦っていても、そう見られないのは感じていました。

だけど、私だって仕事のない時期はあったし、今もあるし、初めてのクライアントの仕事はドキドキするし、教えるのも人前に出るのも直前まで緊張します。

ただ、なんだかんだで映像翻訳を20年もやっているので、ある程度の経験の積み重ねがある、というだけ。とはいえ、この経験の積み重ねが、結構な強みになっています。

経験とは、「知っている」ということ。

・仕事が途絶えても、また来る。

・何にでも初めてがあり、やれば経験値が上がる。

・初めての挑戦は誰でも緊張する。

・やって合わなければ、次やらなければいい。

・どんなに大変な仕事も、やれば終わる。

・身動きが取れなくなったら、助けを出せばいい。

・失敗しても、努力し続ければ挽回のチャンスはある。

・誰にでも浮き沈みがあるし、タイミングは人それぞれ。

・意外と人は見ている。

・味方を増やすほど仕事は楽しくなる。

これがパッと思いついた、20年の経験から知ったことです。Wakkaも会員同士がお互いの味方になればいいなと思って作りました。

たかが20年ですが、されど20年。仕事を続けるには長い目で見ることが大事だし、経験は何よりの宝です。

だから、人と比べてうまくいかないと感じても、自分のタイミングが来るまで準備をしておく。そしてチャンスが来た時につかむ! これが長く続けるコツです。

…と言いつつ、あまり動じないように見られると助けてもらえないので、これからはもっとアワアワするようにします。困ったら、早めにヘルプ!

人とかかわることで、自分の強みと弱みを知るのも面白いなと感じています。

月一ブログです。今日は天赦日で何をするにもいいらしいので、乗っかって書いてます。

4月に「映像翻訳者の会 Wakka」を立ち上げたこともあり、今年はアウトプット過多気味。そうすると、ブログ=アウトプットのモチベーションが下がると気づいたので、来年はアウトプットとインプットのバランスをもう少し取りたいと考えているところ。何でもやってみないと分からないですね。


海の近くのシェアハウスとの二拠点生活も1年半になりますが、最初は空いている日に2~3日ちょこちょこと行っていました。仕事が詰まってきたり、都内の予定が入ると行くのをやめたり。それでも、そこに拠点があるだけで安心感があるし、行くとガラッと気分が変わるのですが、もう少し落ち着いて過ごしたいと思っていました。

そこで、先月から月の1週間をまるっと過ごすようにしました。この週に行けそう、と思ったら、都内の予定は入れない。逆にシェアハウス近辺で積極的に予定を入れる。これがなかなか良い感じ。

1週間いると決めると仕事も腰を据えてやる気になるし(前は自宅の仕事環境と比べて、やらない言い訳にしていた)、食材を買って(少しは)料理もするし、シェアメイトと話す機会も増えるし、何より住んでる感が出る!

というわけで、1年半目にして、ようやく自分なりの心地いい過ごし方ができてきました。


この「1週間」というのは、私が仕事でよく使う単位です。映像翻訳の仕事のサイクルは短くて、私の場合は1週間単位で動くことが多い。50分ドラマなら1週間、長尺(映画)なら2週間、という感じ。これは必ずこの納期で仕事が来るわけではなくて、私が仕事を受ける時に目安にしている単位です。1週間の中で仕事に集中できる日も外出する日もあって、帳尻を合わせやすい単位。仕事と遊びのバランスを取りやすいんです。

30分のドラマを1週間に2本とか2週間に3本、みたいなペースだと、私はバランスを取りにくくて、仕事と遊びのペース配分がどうもうまくいかない。なので、短いものも1週間ペースで調整するようにしています。


こういう自分の時間軸というか、動きやすい単位を分かっていると、ワークライフバランスも実現しやすい気がします。とはいえ、家族や環境やいろんな状況で思うようにいかないことはある。私も息子たちが成長して、ようやく自分のペースで動けるようになってきました。目の前のことに追われて精一杯の時期があったからこそ、今の時間の尊さをひしひしと感じます♡

状況は日々変わるものだから、翻訳も遊びも思いっきりできる今に感謝して、1週間を過ごしたい。そんな気持ちで、今日もデスクに手帳の週間ページを開いて、せっせと帳尻を合わせております。

写真は今朝の朝ラン。走るのに最高の季節がやってきました♪


第32回JTF翻訳祭2023に登壇します! 

「エンタメ翻訳者座談会~エンタメの魅力を語りつくそう」をテーマに、ゲーム翻訳者の鶴見六百さん、出版翻訳者の倉田真木さんとお話します。モデレーターは出版とゲーム翻訳の両方でご活躍の武藤陽生さん。オンラインで打ち合わせましたが、面白くなりそう。朝早いのが(かなり)不安ですが、楽しみです♪