Translator's BLOG

ただいま、字幕担当作『Playground / 校庭』が公開中なので、SNSなどでせっせと宣伝しています。

おかげさまで好評のようで、あちこちのメディアで紹介されています。友人や知人から直接ご感想もいただき、ほんっとうに嬉しいです! ありがとうございます。


こうして宣伝しているときって、「ご活躍ですね」とか「お忙しそう」と言われるのですが、そうとは限りません(キッパリ)!

担当作が公開されたり配信されている頃には、作品はすっかり手を離れているので、別の作品が手元になければヒマです。で、今の私がその状態です。

作品の公開が続くと「いつも忙しそうな売れっ子」感がありますが、そこはフリーランス。プツッと仕事が途絶えるときがあります。

そんなとき、どうする?というお話。


キャリアが浅い頃は、仕事が途絶えるたびに「何かやらかした?」と青ざめていましたが、さすがに経歴20年を超えると肝が据わります。

「そういう時期なんだな」と、達観というか、あきらめの境地。ジタバタしなくなりました。

だからといって、何もしないわけではありません。次の仕事のために何ができるか考えて、できることをやっていきます。

作品リストを見直して制作会社に送ったり、Wakkaの公開プロフを更新したり、オンライン講座の準備をしたり(4月から始まります!)。


それから、ここぞとばかりに映画館に足を運びます。

だって、今は観たい映画が目白押し。しかも、敬愛する諸先輩方が字幕を手がけているとあらば、学ぶことばかり。

メモを片手に行きますが、結局のめりこんで観てしまい、読めない走り書きが残るだけ。それもまた楽し♪

諸先輩だけでなく、友人知人が字幕を手がける作品も多く、そんなときは学びと共に「私もがんばろ!」と刺激ももらいます。

(実際の心の叫びは「クソ~!私も訳したいぞ!」なのは内緒。これもモチベーションアップの秘訣!)


もちろん、旅をしたり、人に会ったりも。これが何よりの私の活力源ですから。

少し前までは、スケジュールが空きそうになると、やたらと予定を詰め込んでいました。そうすると、急に仕事が入ったときにドタキャン大王に変身。

さすがに学んだので、今はスケジュールにゆとりを持たせて組んでいます。


そうこうしているうちに、また仕事に追われる日々がやってきます(絶対に!)。そのときに慌てないように備えて、気力と活力を満たしておくのが私のヒマなときの過ごし方。


そうそう、翻訳脳を眠らせないようにするのも、大事なポイント。

仕事を忘れて思い切り楽しみつつも、翻訳脳は少しでも動かしておくことを意識しています。

私にとってはブログを書いたり、本を読んだり、映画を観たりすることも、翻訳脳を鍛える手段になってます。人と話すことも、その1つ。

翻訳の勉強そのものじゃなくても、日本語のインプットとアウトプットをすることで、翻訳に必要な想像力や表現の幅が広がります。


さて、今週は『ウィキッド』を観る予定。楽しみ!


4月開講の字幕翻訳のオンライン講座「岩辺ゼミ」の募集が始まりました。「岩辺ゼミ」って何だかカッコいい!

ご興味のある方は、リンクをどうぞ♪

アカデミー賞の授賞式に合わせて受賞作やノミネート作の映画公開が続いています。

映画ファンにとっては嬉しい悲鳴を上げる日々。もう少し公開をずらして~!と叫びつつ、仕事の隙を見ては、いそいそと映画館に通っています。


ボブ・ディランの無名時代からスターになる数年を描いた『名もなき者』は、シャラメのなりきりぶりも、石田泰子さんの字幕(特に歌詞!)も最高!キャストも音楽も歌詞も素晴らしくて必見です。


で・す・が、そのあとに観た『アノーラ』が好きすぎました!

アメリカのセックスワーカーを温かい目で撮り続けるショーン・ベイカー監督ですが、今回はロシアの大富豪が絡んで話の規模が大きくなり、ドタバタコメディ要素も満載。「シンデレラ・ストーリー」の宣伝文句を「け!」と一蹴するような小気味よさ。カンヌやアカデミーの賞を総なめしたのも納得。


アメリカ社会の底辺のほうに生きる人々を包み込むように、同情せずジャッジせず成長を促しもせず、ありのままに描くベイカー作品は、ライムスター宇多丸さん「落語の長屋もの」という評が言い得て妙! 男性は愛すべきクズで、女性はしたたかでたくましい。

字幕を担当させていただいた『レッド・ロケット』はクズ男が主人公で「こいつ、クソだな」と思いながら訳しましたが(失礼!)。

今回の『アノーラ』(字幕は吉川美奈子さん)は大好きな『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』(字幕は石田泰子さん)の女の子がそのまま大きくなったような、ちょっと繋がった感じがしました。


でね、『アノーラ』を観たあとに「あ~訳したかったな!」って思ったんです。吉川さんの字幕は素晴らしくて、それをどうこうしたいというんじゃなくて、ただ好きだから訳したい!

社会からはみ出した人たちを描いた作品が好きで、そういう人たちの感情が溢れ出る言葉を訳すのが好き。その人の本音が見える言葉や会話、心をぶつけ合うような言い合い。それをピッタリの日本語に変換できたと思えた時が最高!

改めて、そう実感しました。

私にとって、ロードムービーも天才や偉人の人生譚も、おなかがキリキリするようなサスペンスも、サイコな殺人鬼やマッドサイエンティストのホラーも、弾けまくったミュージカルもキラッキラなファンタジーも、多かれ少なかれ世間からはみだした人たちの物語。だから、好きなジャンルを聞かれると、ちょっと困るのかも。


さて、現在公開中の字幕担当作『Playground / 校庭』も、小学校になかなかなじめず“はみだしてる”ノラちゃんのお話。アカデミー賞絡みの大作がズラリと並ぶ中、健闘しております!映画館で没入して観たい作品なので、劇場へ足を運んでいただけると嬉しいです。


また、フランス映画祭2025で公開される字幕担当作『My Everything』は、発達障害の息子の自立と向き合うシングルマザーのお話。こちらも、彼女の本音が炸裂するセリフが刺さりすぎて、訳すのが痛かったくらいです。3月22日の上映日には、監督の舞台挨拶もあります。タイミングが合えば、こちらもぜひ!


というわけで、しばらく映画日記が続きそうな予感です♡

アカデミー賞の発表が近づいてきましたね。それに合わせてノミネート作品が続々と日本公開され、映画好きとしては嬉しいやら慌ただしいやら落ち着きません。


そんな中、字幕担当作『Playground / 校庭』が3月7日に公開されます!

こちら、カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞受賞アカデミー賞国際長編映画賞ショートリスト選出のベルギー映画。72分と短いながらも、凝縮された世界観に圧倒される作品です。


小学校に上がったばかりの少女ノラは引っ込み思案で、大好きなお兄ちゃんのアベルだけが頼り。だけど、学校で会うお兄ちゃんは冷たくて、友達はなかなかできないし、体育の授業はちょっと怖い。それでも、少しずつ学校に馴染んでいくにつれて、家族の見え方も変わってきて・・・。

音楽なしで、ひたすらノラの目線とアップを追って描かれる学校という世界。それまで大好きな家族に包まれていた世界が揺らぐ不安、大人の目線とのズレ、どうしたらいいか分からなくて、いっぱいいっぱいな気持ち。ノラの気持ちがスクリーンから溢れ出て、自分の小学校の記憶と重ねてしまいます。「あ~そうだったな」って。

この作品を観ると、正解を教えてくれる大人より、一緒に悩んでくれる大人の存在がどんなにありがたいか分かります。そういう大人、私が子供の時にいた覚えがない。いてくれたら、また違ったかな。・・・そんなことを、あれこれ考えながら訳しました。


翻訳の話を少しすると、子供の言葉って字幕にしにくいんです。字数制限がある中で「兄」としたいけれど、やっぱりノラの年なら「お兄ちゃん」か名前の「アベル」だし、難しい漢字が並ぶのも違和感があるし、かといって平仮名ばかりだと読みにくい。ちょっと無駄のある言い方をするのが子供ならではだったりするし。それでも、子供の口調を考えるのは楽しかった♡


派手さはないけれど、心の奥底に響く作品です。ぜひぜひ、いろんな方に観てほしい。

憧れの文芸翻訳家、三辺律子さんがX(旧ツイッター)で絶賛してくれているのも嬉しかったです♡

地域によっては4月以降の公開になるようです。出会いと別れの季節にぜひ♪

こんにちは。

2月とは思えない暖かな週末、鎌倉に字幕翻訳者と関係者が大集合しました。

と言っても、そんなことになるとは思わず、あるトークイベントに参加したら、あちらもこちらも関係者だった、という話。


トークイベントは鎌倉市川喜多映画記念館企画展「映画字幕翻訳の仕事 1秒4文字の魔術」の一環で、ザ・字幕翻訳者の菊地浩司さん石田泰子さんが対談するというもの。

タイトルは「血の通った字幕をつくるために」。もうこれだけでカッコいい♡


憧れの大先輩方のお話を生で聴けるということで、Wakkaの翻訳仲間と喜び勇んで駆けつけました。大阪、京都から参加したツワモノも!

いや、このお2人の対談とあらば、新幹線でも飛行機でも来る気持ち、分かります。


会場に着くとゼミでお世話になったAZ先生(いちおう伏せてみる)をはじめ、スクリーンでよく名前を目にする方々が何人もいて、舞い上がっちゃいました。

制作会社や配給会社など映画関係者の方々も! メールのやり取りだけだった方や、お久しぶりの方々にも会えて感無量♡

トークの内容も、先人たちが映画字幕と真摯に向き合ってきたおかげで今があるということがよく分かり、背筋が伸びる思いでした。


イベントのあとは鎌倉散歩をしながら鶴岡八幡宮でお参りをして、プチオフ会。

ほどよい人数で、初めましての方ともゆっくり話せて楽しかった~!

字幕翻訳に携わる喜びを、じっくりと嚙み締めた一日でした。

それもこれも、イベントのチケット取りからプチオフ会まで企画して、裏道を案内してくれた鎌倉在住の映像翻訳者Masakiさんのおかげ♡

ありがとうございました!


企画展は3月いっぱいまで。3月29日には『瞳を閉じて』の上映つきで字幕を担当された原田りえさんのトークイベントがあります!

他にも映画の上映があるし(ジャック・ドゥミの『ローラ』も!)、建物もステキなので鎌倉散歩のついでにぜひ♪

舞い上がりすぎて企画展を観る時間がなかったので、私も出直します。

2月です。節分を終えて立春を迎え、旧暦の新年が始まりました。

今年は映画日記も月1で書こうと思います。はい、旧暦スタートです。

「この字幕が好き!」シリーズも続けますが、メモを取らなきゃと思うと素直に楽しめないので、のんびりやります♡


初回はクリント・イーストウッド監督の『陪審員2番』

年初に観た『ロボット・ドリームズ』も、とっても好きで迷ったのですが、字幕翻訳者のブログということで、こちらにしました。

『ロボット・ドリームズ』の字幕は10~20枚ほど? 少ないからこその難しさもありますが、それはまた別の機会に。とてもいい作品なので、ぜひご覧ください♡)


イーストウッド最後の作品とも言われ、93歳の時に撮影を開始し、94歳で完成。すごすぎます!

正直なところ、彼の作品には苦手なものもあるのですが、本作は素晴らしかったです。ずっと緊張感が続き、本来なら劇場でおなかがキリキリしながら観たい作品。

イーストウッドらしいアメリカの良心を問う内容で、カメラが1人1人の心情をあぶり出している。観終わったあとも、ベッドの中でグルグル考えちゃいました。(夜は観ないほうがいいかも?)

トニ・コレットとニコラス・ホルト(『アバウト・ア・ボーイ』の男の子なんですね)の目が頭から離れません!


字幕は、われらがチオキ真理さん!

それぞれのキャラがしっかり出ているし、法律用語が飛び交う裁判シーンも要点を押さえていて分かりやすい。緻密な字幕、と言えば伝わるでしょうか。友達だよ!と自慢しておきます♡


素晴らしい作品なのに、アカデミー賞の賞レースに絡んでないのが不思議。せめて脚本賞にノミネートされてもいいのでは?

ドイツの友人に薦めたら、向こうでは劇場公開をしていたとか。うらやましい!

日本ではU-NEXTでの配信のみなのが本当に残念。観られる環境にあるラッキーな方、必見です!

★2025年公開!

『Playground / 校庭』3月7日公開

小学校という新しい世界に入った引っ込み思案のノラ。知らないことだらけで、なかなか馴染めず、頼りは大好きなお兄ちゃんだけ。やがて学校に慣れるにつれ、お兄ちゃんやパパを見る目も変わってきて…。子供の目線と大人の目線のズレをあぶり出し、忘れていた気持ちを思い出させるベルギーの作品。カンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞受賞。


『We Live in Time この時を生きて』6月6日公開

離婚したてで傷心のトビアスと自分の店を持つ人気シェフ、アルムート。2人が共に生きる姿を、時間軸を交錯させながら紡ぐ物語。口の悪いフローレンス・ピューと気弱なアンドリュー・ガーフィールドのケミストリーが最高♡ 笑って泣いて愛に包まれる大好きな作品!


フランス映画祭2025『My Everything』3月22日上映

発達障害の息子を育てるシングルマザーのモナ。大切に育ててきた息子が恋人の妊娠を機に、自立を求めるようになり、戸惑うモナの心が繊細に描かれます。息子を持つ母親として気持ちがわかりすぎて、私のところに来てくれてありがとうと思いながら訳しました。全国公開しますように♡



★代表作

【劇場公開作品】

『ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命』

イギリスのシンドラーと呼ばれるニコラス・ウィントンの半生を描いたヒューマンドラマ。第2次世界大戦の勃発前夜、チェコのユダヤ系の子供たちをイギリスへ逃がすニコラスと仲間たち。50年が過ぎても救えなかった子たちを思い、口をつぐむ老ニコラスの姿が胸を打ちます。アンソニー・ホプキンスが素晴らしい!


『ブリーディング・ラブ はじまりの旅』

ユアン・マクレガーが娘クララ・マクレガーのラブコールに応えて実現した共演作。クララが脚本に参加しているだけあり、離れて暮らしていた父娘の会話がリアルです。2人がタイトルにもなっている「ブリーディング・ラブ」を熱唱するシーンは胸アツ♡ アメリカが舞台のロードムービー。


『SONG OF EARTH / ソング・オブ・アース』

ノルウェーの山岳部に住む老いた両親を、娘が撮るドキュメンタリー。自然を深く愛する父親の言葉が心に響き、悠大で時に残酷な自然の光景に圧倒されます。人生について考えさせられる作品。


『ビヨンド・ユートピア 脱北』

北朝鮮と脱北者のリアルを、脱北者のインタビューと脱北支援者の活動を中心に描くドキュメンタリー。「安全な国」を目指す脱北家族を追う映像は手に汗を握ります。よくここまで撮れたという驚きと、北朝鮮の状況に背筋が寒くなる作品。英語スクリプトから翻訳し、北朝鮮の事情に詳しい方に監修をしていただきました。(訳しているうちに怖くなり、翻訳者クレジットを外してもらいました…。わがままを聞いていただいた配給会社に感謝いたします!)


『ダンサー イン Paris』

セドリック・クラピッシュ監督が描くダンス映画。パリ・オペラ座のプルミエール・ダンスーズ、マリオン・バルボーがケガでバレエを諦めて自分と向き合うエリーズを熱演。コンテンポラリーダンスの振付師ホフェッシュ・シェクターが本人役で登場し、音楽も担当。すべてのダンス好きとクラピッシュ好きに、ダンス好き翻訳者(私)が自信を持ってお薦めします!


『サントメール ある被告』

希望を胸に渡仏したセネガル人の女性は、なぜ生後間もない娘を殺したのか? 本人も「分からない」という真相を、裁判官や弁護士たちの問いかけで紐解いていく。じわじわと心に響く、実際の事件に基づく法廷劇。ヴェネチア映画祭銀獅子賞(審査員大賞)受賞。


『カード・カウンター』

名作『タクシードライバー』のコンビ、ポール・シュナイダー脚本/監督&マーティン・スコセッシ製作総指揮の話題作。軍刑務所に服役後、ギャンブラーとして各地を転々とするウィリアム・テル(オスカー・アイザック)の謎めいた過去と贖罪を描くハードボイルド。


『レッド・ロケット』

『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』のショーン・ベイカー監督最新作、A24北米配給。落ちぶれた元ポルノスター♂が再起をかけて騒ぎを起こすサクセス(?)ストーリー!


『The Son / 息子』

ヒュー・ジャックマン主演、『ファーザー』のフロリアン・ゼレール監督最新作。再婚して幸せに暮らしていたピーターの元に、前妻と暮らしていた17歳の息子が一緒に暮らしたいと訴える。父親と息子の関係を描くヒューマンドラマ。ピーターの父親役アンソニー・ホプキンスのすごみも必見。


『ビリー・ホリデイ物語 Lady Day at Emerson's Grill and Bar』(松竹ブロードウェイシネマ)

1959年、伝説の歌手ビリー・ホリデイが死の4か月前に、フィラデルフィアのジャズクラブで歌う・・・。そんな設定でトニー賞6度受賞のオードラ・マクドナルドが演じた舞台を映像化。歌の合間に昔を懐かしんで語るビリー。しだいに危うさを増す語りと力強い歌声に引き込まれます。


『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』

19世紀末~20世紀初頭に猫を擬人化したイラストで人気を博したルイス・ウェインを、ベネディクト・カンバーバッチが熱演。統合失調症を患った彼を大きな愛で包む妻をクレア・フォイが演じます。ルイスの数奇な運命を、ユーモラスな猫のイラストと美しい映像で描くヒューマンドラマ。大好きな作品です!


『ストレイ 犬が見た世界』

*トルコのイスタンブールの路上で暮らす犬を追ったドキュメンタリー。2000年から犬の殺処分を禁止しているトルコで、犬と人が共存する姿が新鮮です。淡々とした流れの中で、移民などトルコが抱える問題が浮き彫りになり、余韻の残る作品です。犬の表情がすごくいい!


東京国際映画祭2022『クロンダイク』2022年10月27日、31日、11月2日

ウクライナのドネツク地方で起きた2014年のマレーシア航空機撃墜事件と絡めた物語。親ロシア派が占領する村に住む夫婦の緊迫した生活を、臨月の妻の目線で追います。サンダンス映画祭監督賞受賞。ウクライナ/トルコ合作。


キノフェス2022上映作品『ロスト・プリンス』『マイ・ドッグ・ステューピッド』

どちらも超絶お薦めのフランス映画。キノフィルムズが主催する映画祭で1週間ずつの限定上映です! 立川、横浜、天神(博多)と場所が限られますが、お近くの方はぜひ♪

『ロスト・プリンス』

日本でも人気のオマール・シー(『最強のふたり』『ルパン』)が娘に自作の物語を聞かせるシングルファザーを演じるファンタジックな作品。思春期の娘との距離感に悩む姿がいとおしい♡

『マイ・ドッグ・ステューピッド』

スランプを家族のせいにする中年作家が、おバカな犬を拾ったことから家族と向き合う物語。リアル夫婦のイヴァン・アタルとシャルロット・ゲンズブールの会話が、子供の巣立ちを迎える世代に刺さります! 特にアラフィフ~に観てほしい♡


『プレゼント・ラフター』(松竹ブロードウェイシネマ

*ブロードウェイやウエスト・エンドの舞台をそのまま映像で届けるシリーズ。1900年代のロンドンを舞台に、中年の危機にある俳優ギャリーと元妻たちが繰り広げるシチュエーション・コメディ。当時のポップ・アイコンでもあったノエル・カワードの戯曲を、マイケル・クライン主演で実現。コビー・スマルダーも登場。クスッと笑える台詞が多く、日本では三谷幸喜の世界観に近いかも。


キンキーブーツ(松竹ブロードウェイシネマシリーズ版)

*ロンドンで上演された舞台をそのまま映像にした作品。実話を元にした同名映画をミュージカルの舞台にしたものです。シンディ・ローパーの音楽がハッピーで切なくて、それを伝える訳詞を心がけました。客席の笑い声も入るので、ジョークの訳や字幕を出すタイミングにも悩んだ作品です。見終わったあと元気になれるので、ローラの愛に包まれてください♡

●こちらもお薦め→同シリーズ『プレゼント・ラフター』『シラノ・ド・ベルジュラック』『ロミオとジュリエット』、ドラマ『POSE』も!


『mid 90s ミッドナインティーズ』

*映画好きが注目するスタジオA24制作で俳優ジョナ・ヒルのデビュー作。タイトルどおり90年代カリフォルニアのヒリヒリした空気感が刺さります。当時のやんちゃな10代男子の言葉を心がけつつ、気持ちは母親目線でハラハラしながら訳しました。苦労したのはFuckshit! 渋谷の映画館にはスケボー持って見に来る男子もいたとか。音楽も最高で、長男も大好きな作品です。

●こちらもお薦め→『アニマル・キングダム』


『冬時間のパリ』

*時代の流れに翻弄されるパリの出版業界を舞台に描くオトナの恋愛事情。しゃべりっぱなしで固有名詞も多いので字数制限内に収めるのに苦労しました! でも主人公たちが同年代ということもあり、共感したりつっこんだりしながら訳しました。ジュリエット・ビノシュの美しさに驚愕します♡

●こちらもお薦め→『田園の守り人』『12か月の未来図』『世界にひとつの金メダル』『イーダ』


『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』

*1970年代、テニスの女王と呼ばれたビリー・J・キングが、55歳の元世界王者ボビー・リッグスに、男女平等のために対決した世紀の一戦を描きます。キング役はエマ・ストーン! テニスの試合のシーンが多いので、実際の試合の中継を見て言葉を学んだり、テニス好きの友人に聞いたりして字幕の参考にしました。スポーツ、恋愛、男女差別、LGBTQを見事にエンタメにまとめ、スカッとしてキュンとするお勧めの作品です。

●こちらもお薦め→『ペトルーニャに祝福を』『たちあがる女』『海に向かうローラ』『さよなら、ぼくのモンスター』『ハートストーン』


『セバスチャン・サルガド / 地球へのラブレター』

*巨匠ヴィム・ベンダースがサルガドの長男の協力を得て完成した、写真家サルガドのドキュメンタリー。社会の闇を撮り続けて心を病んだサルガドが、故郷ブラジルの自然に癒やされていく姿を追います。英語、ポルトガル語、フランス語が混ざり、ドキュメンタリーなので情報の確認や裏取りが大変でしたが、作品に入り込んでサルガドの分厚い写真集を買ってしまいました。(写真集もすごくいいです!)

●こちらもお薦め→『娘は戦場で生まれた』『ルック・オブ・サイレンス』『ロマン・ポランスキー 初めての告白』『異端の鳥』『フェンス』『ロマン・ポランスキー 初めての告白』


『ぼくを探しに』

*『ベルヴィル・ランデヴー』や『イリュージョニスト』など大人のアニメを描くシルヴァン・ショメ監督の初の実写長編。ファンタジーと音楽にほろ苦さが混ざった作品で、その雰囲気を生かす字幕を心がけました。個人的に大好きな作品です♡

●こちらもお薦め→『きつねと私の12ヵ月』


『ムカデ人間』三部作

*文字どおりの作品です。閲覧注意なのでリンクは貼りません! 1作目は笑えて好きですが、どんどんエスカレートします。詳しくは「お話する仕事」のインタビューをどうぞ!

●こちらもお薦め→『ブルーリベンジ』『肉』


★まだまだ、お薦めあります!

『オレの獲物はビンラディン』『ハイ・ライズ』『ぼくたちのムッシュ・ラザール』『ディスコ』『蛇男』などなど♪


【主なドラマ作品】

『ビリオンズ』

NYを舞台にヘッジファンドの異端児でビリオネア(億万長者)と、彼の逮捕に執念を燃やすNY検事局長の対立を描くドラマ。最先端の金融セオリーや用語に、法律用語まで絡んだ群像劇で翻訳者泣かせですが、金融翻訳の専門家が監修(神!)につき、吹替翻訳チーム、担当者と協力して乗り切っています。金融や実業界、スポーツ界の大物やスターシェフが実名で登場したり、通にはたまらないシリーズです。


『POSE』

こちらも舞台はNY。1980年代終わりから1990年代のラテン系、アフリカ系のゲイカルチャーの話です。マドンナやMCハマーなど当時の音楽がガンガンかかり、サントラが最高! 『Glee / グリー』の製作者らしく、派手に騒ぐ主人公たちの光と闇を音楽に乗せて描きます。ビリー・ポーターがLGBTQとしてエミー賞を初受賞した、私も大好きなシリーズ♡


『貴公子探偵ニコライ』

『マスケティアーズ/三銃士』

『リターンド』

『マンハッタンに恋をして~キャリーの日記』

『荒野のピンカートン探偵社』

『私と彼とマンハッタン』

『王立警察ニコラ・ル・フロック』

他多数。

あっという間に日常へ。2025年が動き出しましたね。

今年は月1で読書日記も書いてみようと思います。


この半年は「積ん読」を減らすべく、棚に眠っていた本を積極的に読んでいます。

『翻訳者の仕事部屋』は初版が1999年、手元にあるのが2000年の第2刷なので、どれだけ眠っていたのやら。

私のは飛鳥新社のハードカバーですが、今はちくま文庫から出ているようです。

著者は名だたるミステリーや『アンネの日記(完全版)』などを訳されてきた深町眞理子さん。

私が翻訳の勉強を始める前、まだアメリカにいた頃に父が送ってくれたもので、中に父の手書きのメモが挟まれていました。(メモは当時も読んで、そのまま挟んでおいたらしい。)


当時は翻訳者に憧れていたものの、それを仕事にする具体的なイメージが湧かず、子育てをしながらモヤモヤしていた時期。

本をパラパラとめくってみたものの、自分の世界とかけ離れすぎていて、読むのをやめてしまったのを覚えています。

今回、朝の15分読書の1冊として読んでみたら、ミステリーをこよなく愛し、文芸翻訳で身を立ててきた深町さんの覚悟と潔さと軽快さを、しみじみと感じました。


深町さんの子供時代やミステリー絡みの話も面白いのだけど、翻訳者としてガツンとやられたのは後半の「フカマチ式翻訳実践講座」

この部分だけ横書きで、原文と詳しい説明付きで訳例があり、この説明が同じエンタメ翻訳者として深くうなずくことばかり!

(いえ、同じというのも、おこがましいのですが。)


詳細はぜひ本で確認していただくとして、フカマチ式翻訳4原則をシェア↓

第1条 外国語ないし、それを日本語に翻訳するという作業に謙虚さを持つこと。

第2条 物語の背景、作者の言わんとすることを的確につかむ想像力を持つこと。

第3条 日本語にたいするセンスを磨き、表現力を養うこと。

第4条 広範囲にわたる知識、教養を身にけること。


翻訳の勉強をした人なら、聞いたことがあることばかり。

1つ1つがとても大切なことなのに、日々の仕事に追われて忘れてしまったり、おざなりにしてしまったり。

身が引き締まる思いでした。

年始に読めてよかった1冊です。

明けましておめでとうございます

本年もどうぞよろしくお願いいたします


年末のブログで2024年を表す漢字を「旅」と書きました。

思うままに旅をしたら、旅はすっかり日常に。

今年もマイペースで旅を続けます。


さて、今年は年始にテーマとなる漢字を決めました!

(友人がやっていたのでマネっこ)

2025年のテーマは「選」

10年後を見すえて、何をするか何をやめるか選ぶ年にします。

好きなことをやるのは得意だけれど、やめたり捨てたりは苦手な私。

今年は「10年後の理想の生活」を念頭に、やること、やらないこと、やめることを選んで行動していきたい。


これ、実は年末年始に一気読みした『生きのびるための事務』の影響を大いに受けています。

坂口恭平さん原作の漫画で、何人かの友人から薦められて読んだら、めちゃくちゃ面白い!

その中で、自分の24時間を円グラフにして、さらに10年後の理想の24時間を円グラフに描くという話があり、早速やってみました。

これがもう、とにかくワクワクする作業!


ポイントは、理想の24時間には好きなこと、やりたいことだけを入れること。

何しろ理想ですから。

ついTo Doを入れそうになり、慌てて消したりしながら描き上げました。

そうしたら、私は字幕翻訳という仕事が大好きなので、今の24時間が理想の24時間に近いことに気づいたんです。

環境さえ整えれば、10年後と言わず、もっと早く実現できそう!

好きな仕事ができることに改めて感謝が湧き、早く環境を整えたくてウズウズ。

そのための取捨選択、「選」です。


皆さんは「10年後の理想の生活」で、どんな24時間を過ごしますか?

それを実現できるのは、どんな環境?

理想の24時間の円グラフ、ぜひぜひ描いてみてください♡


さて、2025年のお知らせです。

vShareR映像翻訳祭2025(1月24~26日、オンライン、アーカイブあり)に2回登壇します!

【24日】中沢志乃さん、堀上香さんと「歌詞字幕」について対談(ドキドキ)

【25日】映像翻訳者の会 Wakkaによる「Wakkaラジオ」

・後半「中堅が振り返る7年目の壁」チオキ真理さんをゲストに迎え、運営すーさん(横井和子さん)と3人で対談(ワクワク)

・前半は「新人が聞くリアルモヤ1アワー」です!

*1月5日まで早割あり!


字幕担当作の公開予定

「Playground / 校庭」(ベルギー映画)3月7日より全国ロードショー

・小学校に通い始めたノラの視点で描く学校の風景。新しい世界や友達と出会い、大好きなお兄ちゃんやパパを見る目が変わっていくノラの気持ちが、痛いほど伝わります。

子どもの言葉を字幕にするのは字数との闘いが厳しさを増すけれど、楽しい!

カンヌ映画祭国際批評家連盟賞


「We Live in Time(原題)」6月より全国ロードショー

・アンドリュー・ガーフィールドとフローレンス・ピューの人気俳優2人がカップル役を演じるラブロマンス。ピューちゃんの口が悪いけれど憎めない感じ(役柄です)を意識して訳しました。

胸に刺さるセリフがいくつもあるので、字幕で伝わるとうれしい。

大好きな作品です。

(リンクでは「アルマ」とあるけれど、アルムートです!)


写真は元旦に実家から見た夕暮れ。富士山がくっきり♡

2024年が終わります。

前回のブログで体調管理の話を書いたとたん、風邪をひいてしまいました。

発熱もなく、長く引きずることもなく治ったので、仕事に影響がなかったのが幸いでした。(飲み会には影響が出ましたが。泣)

11月を乗り切って気が緩んだのかも。

スケジュール管理と体調管理、まだまだ課題です。


私の2024年を漢字1文字で表すなら「旅」

1泊の短い旅も含めて、あちこちに飛び回った年でした。

中でも3月のドイツ&フランスの旅は思う存分、好きなように好きな場所へ行き、心の底から満たされました!

本来の自分を思い出した、というほうが、しっくりくるかな。

この旅が転機になり、本来のヤンチャな自分が解き放たれた気がします。


これは仕事にも影響して、自分が求める仕事のスタイルが明確になりました。

それについては別の機会に書くとして、2025年はそのスタイルを突き詰めていきます!

とにかく私は字幕翻訳の仕事が好き。

この仕事をできる幸せを、しみじみ感じる年でもありました。


年初に宣言していたWakkaラジオは、2025年1月の映像翻訳祭2025で実現することになりました!

実際にラジオ配信をやっている方に話を聞いたりしたものの、なかなか思い切れずにいたんです。

そうしたら映像翻訳祭の話が来た時に、Wakka運営チームのあゆさんから「Wakkaラジオをやりませんか?」と神の提案が!

やりたいことを宣言しておくと、周りが叶えてくれるということを体験した出来事でした。

というわけで、やりたいことは宣言しておく!

これ、本当に効果があります。


最後に1つ。

12月に親しい友人を失いました。

あまりに急だったので実感がわかず、お通夜で亡くなったことを理解し、告別式で別れを告げて気持ちに少し区切りがつきました。

命は有限で、人生はあっという間。

だけど、いなくなった人の人生は、残った人たちの心に残る。

「幸せな人生だったね」と見送ってもらえる人でありたい。そういう風に生きたい。

それが2024年の最後に私が感じていることです。


今年もつたないブログを読んでいただき、ありがとうございました。

2025年が皆さまにとって、幸せな一年になりますよう心から願っています♡


写真は友人と行った北海道にて。

満ち満ちの11月が終わりました!

怒濤の11月・・・と書いて、ちょっとイメージが違うな、と書き直した「満ち満ちの11月」

長尺を仕上げて、ドラマを訳して、3日間の仏日翻訳のワークショップでフランス語漬けになり(生徒です!)、北から南まで旅して、車を車検に出して(その前に運転の練習!)、大好きな人たちにも会って・・・。

いやもう、楽しかった~!満ち足りました!

旅は1つ多かったなと反省しましたが、楽しかったので悔いなし!

これもデータ。次回に生かします。


9月末くらいには11月の予定が詰まってきていたので、とにかく体調管理には気をつけました。と言っても、マスクをするとか外出を控える、とかではなく、夜12時までに寝て朝6時半に起きて、毎食しっかり食べて、帰ってきたら手洗いうがいをする程度。

私は外出を控えるとうつうつとするタイプ。それよりも生活のリズムを崩さないほうが精神衛生上もいいようです。


そのために死守しているのが、朝のルーティン

起きたら白湯→プロテイン→温かいもの(最近はブラックジンガーという玄米コーヒーがお気に入り)を飲みながらノートを書きます。

朝食後には語学学習アプリDUOLINGOでフランス語をやって、15分の読書タイム。タイプの違う3冊を用意して、5分ずつタイマーをかけて読みます。最近は『ブルージャイアント』にハマりました!(漫画やん!ハマりすぎて、だいぶ時間オーバー!ヨーロッパ編が好き♡)

これに週3~4くらいで簡単拭き掃除と、週3で15分のオンラインエクササイズが加わります。


ノートは見開きが週間ごとのヴァーティカルになっている手帳に、予定とTO DOとやったことを記録していて、前日の記録を振り返りながら楽しかったことや嬉しかったこと、気づいたことなどを別のノート(今は同じノートの別欄)に書いていきます。

「こんなにできた、すごい!」と自分に驚くことや「ダラダラしちゃったな」と反省することも。

振り返って書くことで、その時の気持ちをじっくり味わえる。日々の生活で忘れがちなことを思い出して、心にとどめておけて、とてもよいです。


パンパンに詰まっていた11月を忙殺されることなく1つ1つ味わいながら過ごせたのも、朝のルーティンのおかげだなと、しみじみ。

朝のボ~ッとしている時でも、ルーティンに沿って動くうちに頭が目覚めていく。そうすると、仕事にもスッと入っていけて、ダラダラする時間が減りました。


というわけで、久しぶりのブログは、私のどうでもいいルーティンでした。

さあ、12月です!2024年を締めくくっていきましょう♪


字幕学習サイトvShareRの「映像翻訳祭2025」「映像翻訳者の会 Wakka」Wakkaラジオとして出演します!

さらに、もう1枠でも出演する予定なので、ご視聴いただけたら嬉しいです♪

ようやく秋の気配がしてきました。

・・・って、もう10月も半ば。

やっと大好きなイモクリカボチャの季節です♡


さて、映像翻訳関連のイベントやセミナーで質問を募ると、よく聞かれるのがこれ。

「何年目くらいから仕事は安定しますか?」

フリーランスでやる前提の質問だと理解して、私の場合はどうだったかなと振り返り、周りで映像翻訳をメインに10年以上仕事をしてきている友人たちにも聞いてみました。

で、出た答えは「安定は、ない」


わが身を振り返ると、3年間は来た仕事を何でも受けて休日返上で必死にやり、4~5年目くらいから翻訳のスピードが上がり、コツもつかんできて、6~7年目くらいで何とかやっていけそうだと自信がつく。

で、そのあとは安泰かと言うと、まったくそうではなくて。気を抜けば仕事の質は落ちるし、新たな壁にぶち当たったり、いろんな理由で仕事の意欲を失ったり、本当にいろいろあります。

コロナ禍なんてのもあったし、全米脚本家協会や俳優協会のストにも影響を受けました。


長期間続くドラマなどの作品を担当すれば、その期間の収入は安定するけれど、それだって打ち切りになったり、制作会社が変わって他の翻訳者に行くこともある。

安定を望むなら、お給料をもらえる働き方をするのが一番です。


じゃあ、なぜ不安定なフリーランス生活を20年もしているかと言えば、私にとって安定は最優先ではないから。

字幕翻訳という仕事が好き、というのは大前提。

それに加えて納品明けの解放感や、平日の昼から遊び歩いたり、天気がよければフラッと出かけたり、好きな時期に長期の旅行に出たり(これは最近やっとできるようになったこと)。

翻訳の仕事にかかわる人たちが好きだし、心から尊敬できる人たちと仕事をしたり、翻訳談義をしたり、バカ話をしたりするのも大好き。

好きな人たちとリラックスした時間を過ごしたいし、嫌だなと思う人たちからは離れたい。

それが私の幸せで、人生において優先したいことなんです。


フリーランスは自由とよく言われるけれど、何を自由と感じるかは人それぞれ。

ある程度の制約はあっても、生活が安定しているほうが自由を感じる人もいる。

フリーが自由なわけでも、会社員が不自由なわけでもない。

だから、いつ安定するか考えてフリーになるか迷うよりも、自分は何に幸せを感じて、どんな生活をしたいのか、考えて決めるのがいい。

と、ほぼフリーランスしか知らない私は思うのです。

…と言いつつ、1度くらいガッツリ会社員をして、いろいろと学んでもよかったな。


写真は翻訳玉置部の金沢遠征旅行でのカフェタイム。観光よりもおしゃべり多めな旅。もちろん、メインイベントは玉置浩二のコンサート♡

最高でした!

皆さ~ん! オレたちのアンゼこと、映像翻訳家アンゼたかしさんのインタビュー記事が上がっております!

こちら→マッドマックス 怒りのデス・ロード』翻訳者に話を聞いたら字幕の見方が深化した


心の相棒ようさん(映画情報満載のXアカウントはこちら)がシェアしてくれて知りました。(いつも情報をありがとう!)

ようさんも私も、時期は違えどアンゼさんのゼミにいたことがあり、2年前には師匠にインタビューをさせていただいております。こちらもかなりの読み応え(自画自賛)!

JACIWAKKA会員限定の記事なので、興味のある方は会員になってくださいまし♡

石田泰子さんチオキ真理さん風間綾平さん(チオキさんと風間さんの分はJACI会員限定)のインタビューも載せております。


ライターISOさんのインタビュー記事もとても面白く、一気読みしました。

何がいいって、ISOさんが興味津々でワクワクしながら聞いているのが伝わってくる!

こういうのって、インタビューを受ける側にも伝わるから、アンゼさんもノリノリで答えているのが分かります。

自分が人生を懸けてやっていることに興味を持ってもらえるって、最高にうれしいですよね。


何よりも感激したのが、ISOさんが冒頭で「翻訳者の皆さんありがとう!!」と叫んでくれていること。

もうね、これだけでISOさんが大好きになりました。

翻訳者って黒子なので、作品の良しあしを言われることはあるけれど、お礼を言われることはめったにないんです。あるのは誤訳を指摘されるとかダメ出しされるとか(泣)。たま~に褒められることはあっても、「翻訳してくれてありがとう」は、あまりない。

だからISOさんの言葉がズキュンと刺さりました♡


あまりない、と言ったけれど、実は先日バー(まちの灯り 映画館)で初めて会った方に、同じようなお礼のメッセージをいただきました。

『ダンサー イン Paris』が大好きらしく、ロイックのケチャップのシーン(分かるかな?)を再現してくれて大笑い! 映画愛がハンパない! めちゃくちゃうれしかった!!!

その節はありがとうございました♡


「ありがとう」って、何よりも人を幸せにするパワーワードだなと、しみじみ。

と同時に、わが身を振り返り、つい当たり前に受け取ってしまいがちなことにも、1つ1つ感謝していきたいなと思ったところです。


翻訳させてくれて、ありがとう。

作品を見てくれて、ありがとう。

感想をくれて、ありがとう。

ブログを読んでくれて、ありがとう。

ありがとうで世界は回っている♡


写真はNZのワイヘキ島のビーチです。