映画の世界へ!~アイスランド編~

あっという間に2か月も空いてしまいました。

インスタを見ていただいている方はご存じのとおり、アイスランド&フランスの旅へ出ていました。

フランスは去年に引き続き、仕事のためのブラッシュアップも兼ねてですが、アイスランドは初上陸! ず~っと行きたかった国なので、航空券を予約した日からドキドキワクワク♡

初めは1人旅の予定で準備。ところが出発の1週間前に、大学時代の友人がドイツから参加することに。宿泊先や現地ツアーを変更してバタバタしましたが、結果的に1人より2人のほうが何倍も楽しい旅になりました!


そもそも、アイスランドに行きたいと思ったきっかけは、高校時代のカナダ留学でアイスランド人の友人と出会ったこと。留学先がものすごい田舎だったこともあり、留学生でよくつるんでは、ブーブー文句を言ってました。振り返ると反省することだらけですが、高校生にとって遊ぶ場所がないというのは、結構つらかったんです。

その後、音信不通になったものの、FBでつながり、たま~にやりとりをするようになり、彼が投稿する写真を見ては興味を募らせていました。今回、3●年ぶりに再会を実現! ローカルならではのスポットへ案内してもらったり、ご自宅へ食事に招いてもらいました。感謝♡


もう1つ行きたかった理由は、アイスランドの映画を何本か訳したから。そこに映し出される風景や、人々の暮らしに惹かれました。

私が訳した映画は、こちら。

『たちあがる女』

『ハートストーン』

『好きにならずにいられない』

他にもドラマを何本か訳しています。

実は『好きにならずにいられない』には、先ほどのアイスランド人の友人が出演していました!

翻訳中には知らなかったのですが、公開のお知らせをFBに載せたところ、彼から「出演してる」と連絡が。監督が知り合いで、警官役で出ていたのだそうです。当時、彼は本当に警官で、彼の趣味の部屋も撮影で使われていました。見直したけれど、高校生の頃の面影がなくて分からなかったのは内緒。


そんなこんなで訪れた念願のアイスランド。今まで訪れたどの国ともまったく違う、見たことのない壮大な風景が広がっていました。ざっくり言うと、ザ・地球! 火と氷の国と言われるとおり、活火山と滝と氷河が大地の大半を占め、地球の活動を目の当たりにする感じ。1つ1つの規模が大きすぎて、自然がすばらしすぎて、生き物がちっぽけすぎて、こんな私が地球に住まわせてもらってありがとうという気持ちになりました。変な言い方だけれど、肩の荷が下りるというか、ホッとする感じ。

しょせん人間がどうあがいたところで、自然にはかなわない。だったら、今の状況を受け入れて、ここにいる奇跡をただただ味わおう。そんな諦めに似た、でも今という瞬間が尊くなるような、幸せな気持ちになりました。


そして、映画で見た景色をこの目で見るのは、とにかく感動します♡

『たちあがる女』で倒していた鉄塔や、『ハートストーン』でキャンプをしていた草原や、さらには大好きな『インターステラ-』の氷河や、ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の巨大な岩に囲まれたエリアなど、心の中できゃーきゃー叫んでいました。

ちなみに、アイスランドでは映画産業への税制優遇があり、海外からのロケも積極的に受け入れているのだそう。人口40万人ほどの小さな国なのに、質の高い映画が多いのも納得です。

まだまだシェアしたいことがたくさんありますが、今回はここまで。またタイミングを見て書きますね。

そうそう、機内のビデオに字幕担当作『We Live in Time この時を生きて』がありました。ひとりで、ほくそ笑んだ私です。

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旅する翻訳家のお仕事日記

岩辺いずみ   字幕翻訳家&ライター。英語、フランス語を中心に映画やドラマの字幕を手がけています。 カナダに1年、スイスに1年、アメリカに4年、フランスにちょこっと滞在。 翻訳を中心に、映画と旅とお酒の話を綴ります。 息子2人のシングルマザー。 子育ても終わりつつあるので、のんびり海暮らしへ移行中。 ★WORKSの「記事一覧」からブログを開くとコメントを残せます。