2月です。節分を終えて立春を迎え、旧暦の新年が始まりました。
今年は映画日記も月1で書こうと思います。はい、旧暦スタートです。
「この字幕が好き!」シリーズも続けますが、メモを取らなきゃと思うと素直に楽しめないので、のんびりやります♡
初回はクリント・イーストウッド監督の『陪審員2番』。
年初に観た『ロボット・ドリームズ』も、とっても好きで迷ったのですが、字幕翻訳者のブログということで、こちらにしました。
(『ロボット・ドリームズ』の字幕は10~20枚ほど? 少ないからこその難しさもありますが、それはまた別の機会に。とてもいい作品なので、ぜひご覧ください♡)
イーストウッド最後の作品とも言われ、93歳の時に撮影を開始し、94歳で完成。すごすぎます!
正直なところ、彼の作品には苦手なものもあるのですが、本作は素晴らしかったです。ずっと緊張感が続き、本来なら劇場でおなかがキリキリしながら観たい作品。
イーストウッドらしいアメリカの良心を問う内容で、カメラが1人1人の心情をあぶり出している。観終わったあとも、ベッドの中でグルグル考えちゃいました。(夜は観ないほうがいいかも?)
トニ・コレットとニコラス・ホルト(『アバウト・ア・ボーイ』の男の子なんですね)の目が頭から離れません!
字幕は、われらがチオキ真理さん!
それぞれのキャラがしっかり出ているし、法律用語が飛び交う裁判シーンも要点を押さえていて分かりやすい。緻密な字幕、と言えば伝わるでしょうか。友達だよ!と自慢しておきます♡
素晴らしい作品なのに、アカデミー賞の賞レースに絡んでないのが不思議。せめて脚本賞にノミネートされてもいいのでは?
ドイツの友人に薦めたら、向こうでは劇場公開をしていたとか。うらやましい!
日本ではU-NEXTでの配信のみなのが本当に残念。観られる環境にあるラッキーな方、必見です!
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