映画日記『Playground / 校庭』アカデミー賞の発表が近づいてきましたね。それに合わせてノミネート作品が続々と日本公開され、映画好きとしては嬉しいやら慌ただしいやら落ち着きません。そんな中、字幕担当作『Playground / 校庭』が3月7日に公開されます!こちら、カンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞受賞、アカデミー賞の国際長編映画賞ショートリスト選出のベルギー映画。72分と短いながらも、凝縮された世界観に圧倒される作品です。小学校に上がったばかりの少女ノラは引っ込み思案で、大好きなお兄ちゃんのアベルだけが頼り。だけど、学校で会うお兄ちゃんは冷たくて、友達はなかなかできないし、体育の授業はちょっと怖い。それでも、少しずつ学校に馴染んでいくにつれて、家族の見え方も変わ...26Feb2025映画の話
字幕翻訳者が鎌倉に集まった日こんにちは。2月とは思えない暖かな週末、鎌倉に字幕翻訳者と関係者が大集合しました。と言っても、そんなことになるとは思わず、あるトークイベントに参加したら、あちらもこちらも関係者だった、という話。トークイベントは鎌倉市川喜多映画記念館の企画展「映画字幕翻訳の仕事 1秒4文字の魔術」の一環で、ザ・字幕翻訳者の菊地浩司さんと石田泰子さんが対談するというもの。タイトルは「血の通った字幕をつくるために」。もうこれだけでカッコいい♡憧れの大先輩方のお話を生で聴けるということで、Wakkaの翻訳仲間と喜び勇んで駆けつけました。大阪、京都から参加したツワモノも!いや、このお2人の対談とあらば、新幹線でも飛行機でも来る気持ち、分かります。会場に着くと...18Feb2025映画の話お仕事雑記
映画日記『陪審員2番』2月です。節分を終えて立春を迎え、旧暦の新年が始まりました。今年は映画日記も月1で書こうと思います。はい、旧暦スタートです。「この字幕が好き!」シリーズも続けますが、メモを取らなきゃと思うと素直に楽しめないので、のんびりやります♡初回はクリント・イーストウッド監督の『陪審員2番』。年初に観た『ロボット・ドリームズ』も、とっても好きで迷ったのですが、字幕翻訳者のブログということで、こちらにしました。(『ロボット・ドリームズ』の字幕は10~20枚ほど? 少ないからこその難しさもありますが、それはまた別の機会に。とてもいい作品なので、ぜひご覧ください♡)イーストウッド最後の作品とも言われ、93歳の時に撮影を開始し、94歳で完成。すごすぎま...09Feb2025映画の話好きな字幕
お仕事履歴:字幕の仕事★2025年公開!『Playground / 校庭』3月7日公開小学校という新しい世界に入った引っ込み思案のノラ。知らないことだらけで、なかなか馴染めず、頼りは大好きなお兄ちゃんだけ。やがて学校に慣れるにつれ、お兄ちゃんやパパを見る目も変わってきて…。子供の目線と大人の目線のズレをあぶり出し、忘れていた気持ちを思い出させるベルギーの作品。カンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞受賞。『We Live in Time この時を生きて』6月6日公開離婚したてで傷心のトビアスと自分の店を持つ人気シェフ、アルムート。2人が共に生きる姿を、時間軸を交錯させながら紡ぐ物語。口の悪いフローレンス・ピューと気弱なアンドリュー・ガーフィールドのケミストリー...08Feb2025字幕の仕事WORKS映画の話お知らせ